こんにちは、皆さん。
今にも泣き出しそうな空の下、今日も具合が悪い子がいっぱい来院されました。心配な子がいっぱいの日は、私たちも心がぐったりです。
心の疲労がたまった時は、非日常の世界に身を置くことも、良い回復剤になるものです。
そんなわけで、神奈川県民ホールまで、ユーミンのコンサートに行って来ました。
特にファンというわけではないのですが(スミマセン)、日頃私のライブに付き合ってくれる主人にお返しのつもりでついて行きました。
「チケット、なかなか取れないんだよ」と言われても、「へ〜」
「舞台装置が凝ってて」と言われても、「そ〜」
プレミアムコンサートなのに、軽いノリでごめんなさい。ユーミンの歌はカラオケでも歌うし、青春のど真ん中でしたから、とっても楽しみだったんですが、どうしてもいつものライブのようには燃えなくて・・・。
ペンライトを持っていこうとしたら、「そんなのは使わない」と言われました。ペンライトとタオルは必須アイテムと思い込んでいたので、会場についてみたら、ホントに誰一人持っていないことにビックリしました。
いざ幕が開いても、違和感が・・・。お客さんが乗らないのです。
立って踊って、手拍子して、掛け声かけて、が何もなく、みなさんじっとしたまま歌に聞き入っているのです。ユーミンだけが踊って歌っているのを、じっと見てるのは意外と苦痛でした。
こんなことで良いんだろうか、ユーミンに失礼なんじゃないのかと気疲れしそうでしたが!!実は、お客さんは静かに静かに大興奮していたことを後で知るのでした。
歌の間のおしゃべり(MC)も計算されたセリフ調で、お客さんが「ユ〜ミン!!」って声をかけても、まったく彼女は反応しません。主人に聞いたら、「いちいちお客に反応してられないよ」ですって。
私は、「ありがと!」とか「わかってるよ!」とか返してくれるのが普通と思っていました。アーティストによって、ライブのカラーが全然違うんですね。
最後のほうは、お客さんたちも遠慮がちにスタンドして手拍子をして、アンコールも2回あったのですが、ホントに静かな盛り上がりでした。とっても綺麗な大人のショーを見てきた感じでした。
やっぱり私は、ひまわりとペンライトを振って、一緒に歌って踊って掛け声かけて、観客とアーティストが会話をしながら作っていく、いつもの汗だくな一体型のライブが好きだな〜。
「俺は乗れない・・。」 いつも会場では、この主人だけが座ったまま浮いてるのでした・・・。